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主な介護者は女性が8割近く
〜「国民生活基礎調査の概況」よりVol.2 介護編〜
  厚生労働省の「平成13年国民生活基礎調査」によると、男女年齢別に傾向を見てみると、男性では40〜79歳が要介護者の半数以上を占めているのに対し、女性は80歳以上の要介護者が6割となっている。
  要介護となった主な原因は男女とも「脳血管疾患」が最も多い(男性42.9%女性20.2%)。女性の場合は、このほか「高齢による衰弱」、「骨折・転倒」、「痴ほう」、「リウマチなど関節疾患」などの原因で要介護となるケースが男性より際立って高くなっている。
  また、主な介護者と要介護者との続柄は、同居している家族などが71.1%と7割以上を占め、訪問ヘルパーや家政婦などの事業者はわずか9.3%となっている。
  この項目については、前回調査(平成10年)より女性の占める割合が4.2%増えており、今後もこの傾向は続くと推測される。
  なお、「要介護者の要介護期間別の構成割合」については、現在、精査中であり年内中にまとめて公表したいと、厚生労働省ではコメントしている。
参考:「国民生活基礎調査の概況」より
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa01/3-2.html
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa01/3-3.html
2002.08.27
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