>  今週のトピックス >  No.616
子どもの割合は総人口の14.1%で世界最低
●22年連続減少の1,801万人
  5月5日の「こどもの日」にちなみ、総務省統計局では平成15年4月1日現在の子ども(15歳未満人口)の数が1,801万人で前年より17万人減り、22年連続で減少したと公表した。また、総人口に占める子どもの割合は14.1%で、昭和50年より連続29年減少し、過去最低となった。
  年齢が低くなるほど子どもの数が少なくなっているため、子どもの数は今後も減り続け、平成26(2014)年には13%を下回ると国立社会保障・人口問題研究所では推計している。子どもの割合は、昭和25年には35.4%と総人口の3分の1を超えており、当時と比較すると隔世の感がある。(図1)
  また、子どもの割合を都道府県別でみると、沖縄県が19.3%で最も高く、東京都は12.0%で最も低くなっている。
  諸外国と比較しても日本は最低水準で(図2)、こうした子どもの減少が子ども関連業界のみならず、将来の経済全般に深刻な影響を与えることは必至である。
【図1 年齢区分別人口の割合の推移】
【図1 年齢区分別人口の割合の推移】
資料:平成12年までは年齢不詳を按分した国勢調査人口、平成13年から15年は推計人口。
注)平成13年から15年は4月1日現在,その他は10月1日現在。
【平成17年4月1日からの雇用保険料率の改定内容】
国 名 子どもの割合(%) 国 名 子どもの割合(%)
日 本 14.1 韓 国 20.9
イタリア 14.4 アメリカ合衆国 21.2
スペイン 14.5 中 国 22.4
ドイツ 15.3 タ イ 24.1
ロシア 16.8 ブラジル 29.6
カナダ 18.5 トルコ 29.9
フランス 18.8 インド 35.2
ポーランド 18.8 フィリピン 37.0
イギリス 18.9 ナイジェリア 44.2
注)調査年は国により異なる
出典:総務省統計局「統計トピックス3」
2003.05.13
前のページにもどる
ページトップへ