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出会いから結婚まで
〜日本人の平均的結婚像〜
  「第12回出生動向基本調査/結婚と出産に関する全国調査(夫婦調査)」が国立社会保障・人口問題研究所より発表されている。「出生動向基本調査」は、1940年(昭和15年)に第一回、戦争をはさんで1952年(昭和27年)に2回目が実施され、その後5年ごとに行われている。今回の調査は、2002年6月1日現在の50歳未満の有配偶女子が対象となっている。この調査から、日本人の結婚の実態が浮かび上がってくる。
● 出会いから結婚まで3.6年
  ゴールインまでたどりついたカップルの出会いは、女性が23.2歳、男性が24.9歳の時で、3.6年の交際の後、女性は26.8歳、男性は28.5歳の時に結婚している。15年前の調査では、平均初婚年齢は男性が28.2歳、女性が25.3歳となっており、特に女性で晩婚化が進んでいるといえる。夫婦の年齢差は1.7歳と縮まる傾向にあり、友達感覚の夫婦が多くなっていることが分かる。
出会いから結婚まで3.6年
● 恋愛結婚が9割近く
  戦前には約7割を占めていた見合い結婚は、その後減少の一途をたどり、昭和40年〜昭和44年ごろに見合い結婚と恋愛結婚の比率が逆転している。2002年調査では恋愛結婚が圧倒的に増え、88.5%。反対に、見合い結婚は1割を下回り7.4%となっている。ほとんどが恋愛で結婚する現在、若い夫婦に対して「恋愛結婚か、見合い結婚か」という質問は、愚問といえるのかもしれない。
● 身近なところが出会いの場
  結婚したカップルの出会いの場は、「職場や仕事の関係」が第1位、第2位が「友人・知人を通じて」、第3位が「学校」で、第1位から第3位までの合計は72.1%となっており、日常的な場での出会いが多くなっている。
【夫妻が出会ったきっかけ】
夫妻が出会ったきっかけ
出典:国立社会保障・人口問題研究所「第12回出生動向基本調査結果の概要」
2003.06.16
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