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DMなどにも効果的!?「写真付きマイ切手」が評判
● お気に入りの写真が切手に
  写真付き切手の通信販売の受け付けが6月2日から全国の郵便局で開始され、売れ行きは好調のようだ。日本郵政公社では、初年度に約200万シート、10億円以上の売り上げを目指している。
  手紙離れの進む若年層をターゲットに、郵便利用を喚起することを目的として「写真付き切手」の作成サービスを開始したのは、今年の4月25日から。当初は都内の特定会場のみのデモンストレーション販売であったが、試行実施の結果、全国展開することになった。
  郵便局備え付けの「専用申込書」に自分の気に入ったプリント写真と代金を添えて申し込むと、約3週間で届く。写真付き切手は、切手の下部に設けたタブと称する部分に写真を加刷する。定価は、80円切手10枚付きの10面シートが1枚1,000円(送料別途)で、法人が自社のロゴマークなどを入れて申し込むことも可能だ。
● PRや営業の効果が期待できる
  また、それまで人物を被写体にしたものに限定していたが、6月30日からはペットや自宅などの写真も可能となった。ただし、肖像権や著作権、プライバシーなどを侵害するもの、公序良俗に反するものなどは除かれる。
  東京の新宿郵便局では、窓口に直接持参した写真も作成でき、約15分程度の待ち時間で「マイ切手」が完成する。この場合は80円切手4枚と写真4枚の組み合わせで1シート500円から可能である。同局担当者の話によると、写真持参者は1日平均30人で、当初は郵趣マニアが多かったが最近では若い女性も増え、男女比率は半々になったという。
  DMや暑中見舞いなどの手紙に顔写真付き切手を貼って顧客に送付すれば、PR効果が期待できる。郵政公社では今後、営業員などの利用増加を期待している。
【写真付き切手の作成例(新宿郵便局のオリジナル版)】
写真付き切手の作成例(新宿郵便局のオリジナル版) 写真付き切手の作成例(新宿郵便局のオリジナル版)
2003.07.14
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