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生前給付型特約のリニューアルが主流
●  新年度のスタートは生前給付型特約のリニューアル
  平成16年度のスタートに合わせ、各社から相次いで新商品が発売されている。最近は医療保険を中心とした第三分野の商品が主流を占めているが、もう一つの傾向として生前給付型の特約を付加した死亡保障タイプの商品がリニューアルの時期を迎えている。国内の主要生保では、日本生命、第一生命などから既存の主力保険に付加する生前給付型の特約が発売された。
●  「生きるチカラ」は生前給付型特約を選択できる
  日本生命から発売された「介護保障定期保険特約」は、死亡・高度障害を保障する定期保険特約に介護保障を加えた特約で、「ニッセイ生きるチカラ」と「定期付終身保険」に付加できる。同時に「ニッセイ生きるチカラ」の改定が行われ、3大疾病保障定期保険特約・疾病障害保障定期保険特約・介護保障定期保険特約のいずれかを付加したプランを「スカイセレクトEX」とした。また、入院関係特約の通算支払日数も、従来の700日から1,095日に改定されている。
【介護保障定期保険特約の支払事由】
保険金
支払事由
特約介護保険金
次のいずれかの状態に該当したとき
1.公的介護保険制度による要介護認定を受け、要介護3以上と認定されたとき
2.寝たきりや痴呆による要介護状態に該当した日からその日を含めて180日以上
要介護状態が継続したとき
特約死亡保険金
死亡したとき
特約高度障害保険金
傷害または疾病により所定の高度障害状態になったとき
●  所定の身体障害のときに年金を支払う新「堂堂人生」
  第一生命では「堂堂人生『保険工房』」の改定を行い、新「堂堂人生」を発売した。新「堂堂人生」は新発売の「インカムサポート」を付加したプランで、3大疾病、障害状態、要介護状態のときに年金が支払われる。年金は5・10・15年の確定年金か終身年金から選択する。
【インカムサポートの支払事由】
保険金
支払事由
特約特定疾病年金
がん・急性心筋梗塞・脳卒中により所定の状態に該当したとき
特約障害年金
所定の身体障害状態に該当したとき
特約介護年金
寝たきりや痴呆による要介護状態に該当した日からその日を含めて180日以上要介護状態が継続したとき
特約死亡給付金
死亡したとき
●  アカウント型は保障部分のリニューアル
  その他、朝日生命からは「保険王」にセットする保障商品として、「生活習慣病保険」と「介護終身年金保険」および「介護一時金保険」が発売された。「生活習慣病保険」は生活習慣病による入院のときに入院給付金が支払われ、さらに所定の状態になったときに一時金が支払われる。三井生命では「ザ・ベクトル」に付加する入院関係特約を終身化し、「ZUTTO ザ・ベクトル」を発売した。朝日生命、三井生命のいずれも「アカウント型」とも呼ばれる積立型終身保険を主契約とする保険で、生前給付を中心とした保障部分の充実が進んでいる。
2004.04.19
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