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祝い状
(1) 契約者の開店を祝う手紙
拝復  かねてよりご計画の生花店がいよいよ開店されるとのお知らせを拝受致しました。年来の宿願を達成され、ご家族の皆様もさぞかしお喜びのことと拝察申し上げます。本当におめでとうございました。
  これもひとえに、ご主人様の経営手腕とご努力の賜と存じます。ご創業のご苦労もおありかと存じますが、一層ご精励なさり、益々のご隆昌をお祈り致します。早速にも参上し、お店のご様子なども拝見させていただきたいと思っておりますが、とりあえずお祝いのしるしを別送させていただきましたので、そのお知らせをかね、ご祝詞を述べさせていただきました。
敬具
(2) 友人の開業を祝う手紙
満開の桜の下で、○子様のお心の内までピンクに染まったようなご気分ではないでしょうか。さて、いよいよ○月×日にはご開業ですね。二、三年前からの貴女様のじっくり練られたご計画、夢の実現でございますね。本当におめでとうございました。
  情報産業の最近のブームは目を見張るものがありますが、貴女様の場合、それとはひと味違った個性的な分野への進出ということですので、きっと異色の存在として注目されることでしょう。末永いご発展とご繁昌を心から祈念致しております。
  別便にてお祝いのしるし、お送りさせていただきました。ご受納下さい。
敬具
(3) 知人の出産を祝う手紙
春風が嬉しいお便りを運んでまいりました。この度は○○様、めでたくご長男をご出産されたとのこと、ご家族の皆様のお喜びはいかばかりかと心よりお祝いを申し上げます。小さな天使を囲んでの皆様の笑顔が目に浮かぶようでございます。
  いずれ近いうちに是非お祝いにあがりたいと存じますが、まずは書面にてお祝い申し上げます。
敬具
(4) 知人のお子さんの入学を祝う手紙
拝啓  春暖の候、ご一同様にはお変わりなくお健やかにお過ごしのことと存じます。
  さて、この度はご長男△△様、めでたく志望の高校にご入学が決まられました由、誠におめでとうございます。△△様の平素からのご努力はもちろん、ご両親様の陰ながらのお励ましの成果が実ったものと、心よりお慶び申し上げます。
  お小さい頃から私も存じ上げておりましただけに、喜びもまたひとしおでございます。高校生活を精一杯エンジョイされ、クラブなどでもご活躍なさいますよう、お祈り致しております。とりあえずお祝いまで。
敬具
(5) 契約者のお嬢さんの成人式を祝う手紙
拝啓  新春の候、御家族皆様お揃いで良いお年をお迎えのことと存じます。さて、貴家に おかれましてはこの度、お嬢様が成人式を迎えられ、誠におめでとうございます。昨年は見事に○○女子大学にご入学されたと伺っておりましたが、本当に月日の経つのは早いも のでございます。
  ××文化会館にて市主催の成人の式典にご参列なさる由、お嬢様のお振袖姿を一目拝見 したいものでございます。お小さい時から可愛く、成人するに従いますます磨きがかかって輝くばかりのお美しさ、ご両親様をはじめお祖父様、お祖母様もさぞかしご満足のことと存じます。本当におめでとうございます。
  まずは書中をもって一言お慶びを申し述べました。
敬具
(6) 知人のご子息の就職を祝う手紙
拝啓  早春の候、ご一同様にはお変わりなくご健勝にお過ごしのこととお慶び申し上げま す。
  さてこの度は、ご子息○○様が××商事に見事合格なされました由、誠におめでとうございます。
  ××商事といえば、なかなか入れない難しい会社であると伺っております。○○様の長い間のご努力が実を結んだものと心からお慶び申し上げます。
  本来ならば、早速参上致しましてお祝い申し上げるべきところではございますが、まずは書面をもってお祝い申し上げます。
敬具
(7) 知人の栄転を祝う手紙
拝啓  早春の頃となりました。○×様には、この度大阪支店長にご栄転なされました由、お喜び申し上げます。
  貴社の大阪支店長は非常に重要なポストと伺っております。○×様の今後のさらなるご活躍が期待されます。
  ご赴任にあたり、何かとご多忙のことと存じます。くれぐれもお体にお気をつけ下さい。
  まずは謹んでご栄転をお祝い申し上げます。
敬具
(8) 栄進を祝う手紙・職団の後援者へ
謹啓  陽春の候、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜りまして、厚く御礼申し上げます。
  さてこの度、○○様がご本社の営業課長にご昇進とのこと伺いました。これも○○様の平素のご努力とご精進の賜と心よりお祝い申し上げます。
  今後はますますご多忙となられることと存じますが、ご健康面にはくれぐれも留意されて、一層のご活躍をお祈り致しております。近日中に改めてご祝詞申し上げる所存でございますが、ご身辺のご多忙を考えあわせ、とりあえず書中にてお祝いを申し上げます。
敬具
(9) 結婚を祝う手紙<ご両親へ>
拝啓  この度は、ご令息××様にはご良縁ととのい、華燭の典をお挙げになられますとのこと、心からお祝い申し上げます。
  お相手は成績も優秀で、その上ご容姿、お人柄ともに優れた方と伺っております。誠にお似合いのカップルと、心よりおめでとうを申し上げます。お若いお二人が力を合わせて楽しいご家庭を築かれますよう、お祈り致しております。
  近日中にお伺い致しまして、改めてお祝詞をと思っておりますが、別便にて粗品ではございますが、お祝いの品をお送りさせていただきました。お納めいただければ幸甚に存じます。
敬具
(10) 結婚を祝う手紙<本人へ>
拝啓  桜花爛漫の春、お伺い致しましたところ、貴女様には、めでたく挙式の運びとなられました由、本当におめでとうございます。心からお祝いを申し上げます。
  職場でお目にかからせていただいている折には、少しもそのような素振りをお見せにならなかったので、少なからず驚いております。でも、聡明で明るい貴女様のことですから、これから築かれますご家庭もきっと明るく素晴らしいものとなることでございましょう。そのご家庭のご様子が今から瞼に浮かんでまいります。
  ほんのおしるしとしてお祝いの品、別途送らせていただきましたので、ご笑納くださいませ。
  まずは書面にてお祝いの言葉を申し上げます。
敬具
(11) 知人の還暦を祝う手紙
拝啓  菊の香薫る候、ますますご清祥にお過ごしのことと存じます。
  さて、○○様にはこの程、めでたく還暦をお迎えになられました由、大慶の至りに存じます。
  昔は還暦までよく生きられた、ということで赤いちゃんちゃんこでお祝いをしたとのことですが、現在の六十歳は、まだまだこれから後半の人生を楽しむスタートの年齢です。還暦はまだ壮年のうち。○○様などは特にご壮健にてご活躍中ですから、私などは見習わせていただかねばならぬと思っております。これも日頃からのご摂生の賜物でございましょう。
  今後とも一層ご健康にご留意されご活躍下さいますよう、心からお祈り申し上げます。
敬具
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