現在、社長が経営する会社は、鉄鋼業界自体の追い風もあり好調で、今期も利益が出る予定です。そして問題は、その会社に40万円という給付金が入金されることになったこと。
会社に入金されるということは、その40万円は会社では「雑収入」という勘定科目で入金処理をしなくてはなりません。
ということは、その40万円に税金がかかってきて実効税率を4割とすると、約16万円の税金がかかります。また、たとえお見舞金という形で「福利厚生費」という勘定科目を使って経費処理をしたとしても、社会通念上認められる妥当な金額と考えると、今回の場合は10万円ぐらいとなります。
すると、
(40万円ー10万円)×4割=12万円(納税額)
となってしまうのです。
「なぜ保険契約時にこういった説明をしてくれなかったのか」
社長は、これに怒っているのです。
事前に説明があれば、個人契約にしていたのに、と。
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