私がなぜ消費税負担額を常に経営者の方に把握しておいてほしいと思うかというと、会社の通帳を見たときに勘違いをしてしまう経営者の方が多いからです。例えば、通帳の残高が1,000万円あると、それを見た経営者の方がその1,000万円をすべて使ってもいいと考えてしまうといったケースです。そこでお勧めなのが、通常翌月半ばには出来上がる試算表上で「先月の消費税負担額」を計算し、即、その消費税負担額を別の消費税通帳に移し変えるということです。
できれば、消費税以外にもその月の儲け(利益)に通常約40%の税率をかけた「法人税予想負担額」も移し変えておくといいですね。そしてこの税金通帳にあるお金は、事業経営では使ってはいけないとしておくといいですね。
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