簡単にシミュレーションしてみます。長期平準定期保険で支払い保険料が年間200万円とします。解約返戻金は、支払い保険料累計の80%として、7年後からそのピークを迎えるとします。そして7年後に赤字決算となりそうなところで、その保険を解約したとします。
すると、図にあるように、200万円×1/2×7年=700万円が長期前払費用や保険積立金などとして資産計上されていますので、解約返戻金200万円×7年×80%=1,120万円との差額である1,120万円−700万円=420万円が収益計上できます。
つまり、黒字化に貢献できるということです。さらには、解約返戻金1,120万円は資金繰りに使えます。
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