スポットワークは、働きたくても働けないシニア世代の受け皿に
2026.02.16
シニア世代は希望の仕事に就くのが難しかったから
スポットワーク研究所(※)は、タイミーを通してシニアのスポットワークの利用実態に関する調査を行い、昨年12月にその調査結果を発表した。
※
スキマバイトアプリ「タイミー」を提供する株式会社タイミーが設立した組織。
タイミーに登録している60歳以上のシニア世代のワーカーの数は、2025年4月時点で約30.8万人に達し、前年同月と比べるとで約1.9倍に増加している。65歳以上に絞るとその伸びは約2.0倍となり、シニア層の間でスポットワークという働き方が急速に浸透していることが窺える。
タイミーを利用しているシニア世代に、「タイミー利用以前の就業先を探した時の結果」について尋ねたところ、「仕事は見つけたが希望通りではなかった」(26.4%)と「仕事を全く見つけることができなかった」(21.8%)の2つを合計すると、約半数が希望する仕事に就けなかったと回答しており、タイミーが働きたくても働けない層の受け皿となっていることが明らかとなった。
タイミーを利用しているシニア世代に、「タイミー利用以前の就業先を探した時の結果」について尋ねたところ、「仕事は見つけたが希望通りではなかった」(26.4%)と「仕事を全く見つけることができなかった」(21.8%)の2つを合計すると、約半数が希望する仕事に就けなかったと回答しており、タイミーが働きたくても働けない層の受け皿となっていることが明らかとなった。
「健康維持のため」が2割を占める
シニア世代のワーカーがスポットワークを利用している理由(複数回答)は、「自宅から通いやすい場所で働けるから」(43.6%)がトップで、以下「空き時間を有効活用するため」(39.7%)、「柔軟な働き方ができるから」(39.6%)が上位を占めていた。一方、「自分のスキルや経験が生かせるから」(25.5%)という恵まれた環境にある方の回答率が4位、「適度に体を動かすことによる健康維持のため」(19.7%)という回答率が5位ということから、自身のスキルや経験を生かせ、健康にもなり、体力や都合に合わせて柔軟に働ける点がシニア層のニーズにまさに合致していたと言えるだろう。
シニアワーカーの半数近くが勤務先から長期就業の打診あり
「働いている/働いたことがある職種」ついては、「軽作業(倉庫内作業)」(61.3%)、「飲食」(35.9%)が上位を占めており、職種に偏りがあるように感じられるが、これらに続いて「ホテル」「接客」「エンタメ」などの回答も一定割合でいることが明らかになった。
タイミーでマッチングしたシニアワーカーの43.7%は、勤務先から長期就業(直雇用)の打診を受けた経験があり、実際に11.3%が長期就業に至っているというデータもある。一方、タイミーを導入している事業者の29.8%は、「タイミーでマッチングしたシニアの働き手を長期採用したい」と回答しており、シニア人材活用への意欲を示している。
企業側は、人手不足という消極的理由ではなく、戦力としてシニア採用に力を入れていき、その選択肢の1つとしてスポットワークを利用してもよいのではなかろうか。
タイミーでマッチングしたシニアワーカーの43.7%は、勤務先から長期就業(直雇用)の打診を受けた経験があり、実際に11.3%が長期就業に至っているというデータもある。一方、タイミーを導入している事業者の29.8%は、「タイミーでマッチングしたシニアの働き手を長期採用したい」と回答しており、シニア人材活用への意欲を示している。
企業側は、人手不足という消極的理由ではなく、戦力としてシニア採用に力を入れていき、その選択肢の1つとしてスポットワークを利用してもよいのではなかろうか。

庄司 英尚(しょうじ・ひでたか)
株式会社アイウェーブ代表取締役、アイウェーブ社労士事務所 代表
社会保険労務士 人事コンサルタント
福島県出身。立命館大学を卒業後、大手オフィス家具メーカーにて営業職に従事。その後、都内の社会保険労務士事務所にて実務経験を積み、2001年に庄司社会保険労務士事務所(現・アイウェーブ社労士事務所)を開業。その後コンサルティング業務の拡大に伴い、2006年に株式会社アイウェーブを設立。企業の業績アップと現場主義をモットーとして、中小・中堅企業を対象に人事労務アドバイザリー業務、就業規則の作成、人事制度コンサルティング、社会保険の手続き及び給与計算業務を行っている。最近は、ワーク・ライフ・バランスの導入に注力し、残業時間の削減や両立支援制度の構築にも積極的に取り組んでいる。
公式サイト http://www.iwave-inc.jp/
社長ブログ http://iwave.blog73.fc2.com/
社会保険労務士 人事コンサルタント
福島県出身。立命館大学を卒業後、大手オフィス家具メーカーにて営業職に従事。その後、都内の社会保険労務士事務所にて実務経験を積み、2001年に庄司社会保険労務士事務所(現・アイウェーブ社労士事務所)を開業。その後コンサルティング業務の拡大に伴い、2006年に株式会社アイウェーブを設立。企業の業績アップと現場主義をモットーとして、中小・中堅企業を対象に人事労務アドバイザリー業務、就業規則の作成、人事制度コンサルティング、社会保険の手続き及び給与計算業務を行っている。最近は、ワーク・ライフ・バランスの導入に注力し、残業時間の削減や両立支援制度の構築にも積極的に取り組んでいる。
公式サイト http://www.iwave-inc.jp/
社長ブログ http://iwave.blog73.fc2.com/






