被災した学生の大学受験料や入学金などの免除について

森田 和子
2026.02.12

 受験には何かとお金がかかりますが、受験料もその一つです。私立大学の入学検定料(受験料)は、35,000円程度、学部によっては5万円以上かかる場合もあります。国公立大学でも、大学入学共通テスト3教科以上受験で18,000円、二次試験で17,000円であれば、合計では35,000円です。一般入試のように複数校受験する場合には、受験期の重い負担となりますが、特別な事情のある学生には、入学検定料を免除する場合があります。
被災した場合などを対象に検定料を免除
 私立大学でも、国公立大学でも、入学検定料を免除する場合があります。例えば、私立の津田塾大学では、「2026年度入学試験(学部・大学院)に出願する受験生のうち、本人または父母(家計支持者)が居住する家屋が、災害救助法適用地域に指定されて罹災証明書が発行された方(災害発生年度から翌々年度までを限度)」を対象に入学検定料を免除します。また、国立の埼玉大学では、「学資負担者が入学試験を行う当該年度(4月1日から出願時まで)において、災害救助法が適用された地域(災害救助法適用地域)で被災した場合で、地方公共団体が発行する全壊・流失・半壊の罹災証明を得られた志願者」を対象に免除します。

 これら2つの大学に限らず、入学検定料を免除する大学はありますが、条件や申請方法は大学ごとに決められています。
埼玉大学「入学検定料の免除について」
入学検定料を振り込んだ後の申請も対象になる場合も
 受験する大学に免除の制度があることに気付かず、既に検定料を振り込んでしまった方がいるかもしれませんが、検定料の返還手続きができる場合もあります。例えば、明治学院大学では、「入学試験の受験後であっても、期限内に申請を完了された場合には返金対象」としています。
 現在の段階で、大学のホームページ等に検定料免除の情報がなくても、後日、情報が公開・更新される場合があります。手続き方法や申請期限も大学ごとに決められるので、受験する大学や進学する大学の情報をこまめに確認するようにしましょう。
森田 和子(もりた・かずこ)
FPオフィス・モリタ 代表
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®認定者、DCA(確定拠出年金アドバイザー)

大学卒業後、コンピュータソフト会社、生命保険会社勤務を経て、1999年独立。保険や投資信託の販売をしない独立系のファイナンシャル・プランナー事務所としてコンサルティングを行っている。
お金の管理は「楽に、楽しく」、相談される方を「追い詰めない」のがモットー。情報サイト・新聞・雑誌への執筆多数。企業・学校・イベントで行うマネープランセミナー・講演も好評。

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