マイナポイント事業第2弾始まる

高橋 浩史
2022.02.10

 年明けからマイナポイント事業の第2弾が始まっています。

 マイナンバーカードの取得推進と、キャッシュレス決済の普及を目指したものですが、第1弾を利用済みの人にも関連するものです、その概要を見てみましょう。
マイナンバーカード+キャッシュレス決済でポイント付与
 マイナポイントとは、マイナンバーカードを取得した上でマイナポイントの手続きを行い、任意に選択したキャッシュレス決済(クレジットカード、電子マネー、QRコード決済など)でチャージや買い物をすると、ポイントが貰えるというもの。

 このマイナポイント事業(第1弾)に関しては、2021年12月31日でいったん終了しましたが、コロナなどで落ち込んだ消費の活性化などを目的に、2022年1月1日よりマイナポイント事業の第2弾がスタートしました、2021年末で終了した事業では、ポイント付与率は25%、20,000円分までのチャージや買い物が対象で、上限5,000円分のポイントが付与されました。
第1弾を利用した人にもメリットあり
 マイナポイントの第2弾では、最大で20,000円分のポイント付与となっています。

 マイナンバーカードを取得していることが基本となるのは第1弾と同じですが、第2弾で付与されるポイントの内訳は以下のとおりです。
(1)
キャッシュレス決済:最大5,000円分のポイント(付与の仕組みは第1弾と同じ)
(2)
マイナンバーカードの健康保険証としての利用申込み:7,500円分のポイント
(3)
公金受取口座の登録:7,500円分のポイント
 (1)のキャッシュレス決済については、マイナンバーカードを持っている人で、第1弾のマイナポイントに申し込んでいない人、これからマイナンバーカードを取得する人が対象です。

 (2)および(3)については、マイナポイントの第1弾を利用した人でも、手続きをすればポイントを受け取ることができます。ただし、こちらの2つのポイントの申込・付与開始は、2022年6月頃が予定されています。

 まだマイナポイントを申し込んでいない人はもちろん、第1弾を利用済みの人にとってもメリットのある施策です。

 特に、健康保険証と公金受取口座については、登録するだけでポイントが付与されることに加え、医療機関の受付や緊急時の給付金の受取りがスピーディになるといったメリットもあります。あくまで任意ですが、登録しておけば利便性は増すものと思われます。
参考:
高橋 浩史(たかはし・ひろし)
FPライフレックス 代表
日本ファイナンシャルプランナーズ協会CFP®
1級ファイナンシャル・プランニング技能士

東京都出身。デザイン会社などでグラフィックデザイナーとして20年活動。 その後、出版社で編集者として在職中にファイナンシャル・プランナー資格を取得。2011年独立系FP事務所FPライフレックス開業。 住宅や保険など一生涯で高額な買い物時に、お金で失敗しないための資金計画や保障選びのコンサルタントとして活動中。 その他、金融機関や出版社でのセミナー講師、書籍や雑誌での執筆業務も行う。
ホームページ http://www.fpliflex.com
ブログ http://ameblo.jp/kuntafp/

▲ PAGE TOP