六月病は評価フィードバックへの不満も影響か?
2026.08.17
六月病の状態を感じたことがある約2割
株式会社マイナビは、全国の20~50代正社員と企業の中途採用担当者を対象に、「【正社員1.8万人に聞いた】六月病と評価フィードバックに関する調査2026年」を実施し、その調査結果を5月に発表している。
20~59歳の正社員に、「六月病」の定義※を説明したうえで、現在の職場において「六月病の状態を感じたことがあるか」を聞いたところ、全体の19.8%が「ある」と回答した。感じる人は若い人に多い傾向がみられ、20代(27.6%)が最多、次が30代(23.8%)という結果となった。
20~59歳の正社員に、「六月病」の定義※を説明したうえで、現在の職場において「六月病の状態を感じたことがあるか」を聞いたところ、全体の19.8%が「ある」と回答した。感じる人は若い人に多い傾向がみられ、20代(27.6%)が最多、次が30代(23.8%)という結果となった。
※
本調査における六月病とは、新年度の業務や環境に一定程度慣れた後、6月前後に、仕事や私生活のモチベーションの低下や疲労感などを自覚する状態のことを指す。
賞与や評価への不満によるモチベーション低下もきっかけの1つに
六月病のきっかけについて自由回答してもらい、その回答を分析したところ、主に次の4つの要因に分類された。
| 1 | 新年度の環境に慣れる過程で生じる変化 | 「緊張感の薄れ」 「嫌なところが見えてきた」 |
| 2 | 賞与や評価への不満によるモチベーション低下 | 「仕事や評価に満足できない」 「ボーナスの少なさ」 |
| 3 | 祝日が少ない時期が続くことによる意欲の低下 | 「楽しみが無くて無気力」 |
| 4 | 梅雨時期の天候や気圧などの影響 | 「頭痛が起きやすい」 「6月になって暑くなった」 |
賞与や評価への不満によるモチベーションの低下については、季節や天候や暦などとは違って人事に起因することであり、社内において何らかの改善ができそうではないだろうか。
フィードバックも結果の共有も無いと、納得感が低くなる
六月病のきっかけとして、賞与や評価への不満によるモチベーションの低下がみられたが、直近の自身の評価への納得感について聞いたところ、「納得感がある」との回答は、「そう思う」(11.9%)と「どちらかといえばそう思う」(36.5%)を合わせた48.4%と、約半数となった。
個人に対する評価のフィードバックの有無については、「フィードバックは無く、結果のみ知らされる」(20.0%)、「フィードバックも結果の共有も無い」(35.6%)の合計は55.6%となり、半数以上が評価のフィードバックがされていないことが明らかとなった。
評価の納得感別にみると、納得感がある層では「丁寧なフィードバックがある」(39.5%)が高い一方、納得感が低い層では「フィードバックも結果の共有も無い」(68.4%)が高い傾向がみられた。
調査担当者は「企業側が評価結果の共有にとどまらず対話の機会を設けることで、節目の時期における従業員の納得感や安心感を醸成する可能性が示唆される」と分析していることから、会社経営幹部においてはこれらの貴重なデータと意見を参考に自社の若手社員の六月病予防に努めてはいかがだろう。
個人に対する評価のフィードバックの有無については、「フィードバックは無く、結果のみ知らされる」(20.0%)、「フィードバックも結果の共有も無い」(35.6%)の合計は55.6%となり、半数以上が評価のフィードバックがされていないことが明らかとなった。
評価の納得感別にみると、納得感がある層では「丁寧なフィードバックがある」(39.5%)が高い一方、納得感が低い層では「フィードバックも結果の共有も無い」(68.4%)が高い傾向がみられた。
調査担当者は「企業側が評価結果の共有にとどまらず対話の機会を設けることで、節目の時期における従業員の納得感や安心感を醸成する可能性が示唆される」と分析していることから、会社経営幹部においてはこれらの貴重なデータと意見を参考に自社の若手社員の六月病予防に努めてはいかがだろう。

庄司 英尚(しょうじ・ひでたか)
株式会社アイウェーブ代表取締役、アイウェーブ社労士事務所 代表
社会保険労務士 人事コンサルタント
福島県出身。立命館大学を卒業後、大手オフィス家具メーカーにて営業職に従事。その後、都内の社会保険労務士事務所にて実務経験を積み、2001年に庄司社会保険労務士事務所(現・アイウェーブ社労士事務所)を開業。その後コンサルティング業務の拡大に伴い、2006年に株式会社アイウェーブを設立。企業の業績アップと現場主義をモットーとして、中小・中堅企業を対象に人事労務アドバイザリー業務、就業規則の作成、人事制度コンサルティング、社会保険の手続き及び給与計算業務を行っている。最近は、ワーク・ライフ・バランスの導入に注力し、残業時間の削減や両立支援制度の構築にも積極的に取り組んでいる。
公式サイト http://www.iwave-inc.jp/
社長ブログ http://iwave.blog73.fc2.com/
社会保険労務士 人事コンサルタント
福島県出身。立命館大学を卒業後、大手オフィス家具メーカーにて営業職に従事。その後、都内の社会保険労務士事務所にて実務経験を積み、2001年に庄司社会保険労務士事務所(現・アイウェーブ社労士事務所)を開業。その後コンサルティング業務の拡大に伴い、2006年に株式会社アイウェーブを設立。企業の業績アップと現場主義をモットーとして、中小・中堅企業を対象に人事労務アドバイザリー業務、就業規則の作成、人事制度コンサルティング、社会保険の手続き及び給与計算業務を行っている。最近は、ワーク・ライフ・バランスの導入に注力し、残業時間の削減や両立支援制度の構築にも積極的に取り組んでいる。
公式サイト http://www.iwave-inc.jp/
社長ブログ http://iwave.blog73.fc2.com/






