国税庁では、「あらゆる税務手続が税務署に行かずにできる社会」の実現に向けて、オンラインを活用した税務手続を推進している。

 国税の納付についても、ダイレクト納付（e－Taxによる口座振替）や振替納税など現金を使用しない非対面の納付方法であるキャッシュレス納付の利用拡大を進めている。その取り組みの一環として、現在、特定の税務署において「キャッシュレス推進デー」を設けている。

 「キャッシュレス推進デー」とは、例えば、特定の曜日（例：水曜日）、10日（源泉所得税の納付期限）や月末などの特定の日において、税務署の窓口に納税のために来署された方を対象に、職員がキャッシュレス納付について丁寧に説明を行うことや、職員がサポートして実際にキャッシュレス納付の利便性を体験していただく日としている。

 キャッシュレス推進デーを実施する税務署及び実施期間は国税庁のホームページにて確認できる。例えば大阪国税局管内の大阪府にある税務署では、大阪福島、西、港、天王寺、浪速、西淀川、東成、生野、旭、城東、阿倍野、住吉、東住吉、西成、東淀川、北、大淀、東、南、堺、岸和田、豊能、吹田、泉大津、枚方、茨木、八尾、泉佐野、富田林、門真、東大阪税務署において、令和6年12月10日～令和8年3月31日の毎月10日と月末に実施している（実施日が土日祝日の場合は翌開庁日）。なお、「キャッシュレス推進デー」の名称は、実施する税務署において適宜のキャンペーンの名称を使用している。

 現状、利用できる国税のキャッシュレス納付について表にまとめたのでご覧いただきたい。

 経理状況に合わせて、様々な方法が選択できるようになっている。まだキャッシュレス納付を行っていない方は、業務効率化のためにも、導入をおすすめする。