BNCT（ホウ素中性子補足療法）・光免疫療法・ウイルス療法、これらの治療を聞いたことがあるでしょうか。
 これらの治療は、既に一部の脳腫瘍の治療において保険適用となっています。

 皆さんご存じの通り、がんは今でも原因のわからない病気です。原因がわかっているのは子宮頸がんと胃がんと肝がんの一部だけで、この3つのがんの一部はウイルスによって発症することがわかっています。
 原因がわからない病気であるため、先ほどの3つの治療方法のように、これからも新しいがんの治療方法が開発されるのだと思います。

 新しい治療方法が開発されることは患者さんにとっても喜ばしいことなのですが、一方で新たな課題も見えてきています。
 例えば保険適用となっており、現在多くの病院で行われるようになっている光免疫療法ですが、お客様がご加入のがん保険で「光免疫療法」は支払い対象となっているでしょうか。保険適用になっているにもかかわらず、十分な給付を受けることができないようながん保険もあるのではないでしょうか。

 がん治療は、これからも大きく変化していくのだと思います。今はまだ直すことができないようながんも、今後は直すことができるようになるのかもしれません。
 治せなかったがんが治せるようになる、これは治療方法が変わるということだと思います。

 2030年、日本ではどのようながん治療が行われているでしょうか。これは、誰にもわかりません。でも保険募集人の方々は、今はまだわからない将来のがん治療に対しても、お客様のがん治療を支えるためのお金の準備をしてあげる必要があります。

 ではどのようにすれば、変化する将来のがん治療を支えるお金の準備ができるでしょうか。
 有効な準備方法の1つが診断時の一時金でがんに備える方法です。
 治療方法に関係なく受け取ることができる診断時の一時金があれば、変化する将来のがん治療にも対応ができます。
 また診断時の一時金は前払いになります。迅速な請求手続きを行うことにより、お客様はがん治療が始まる前に一時金を受け取ることもでき、お金の心配をすることなくがん治療に専念することができます。
 がん保険に限定するわけではありませんが、がんを保障する商品を選ぶ際のポイントは、変化するがん治療に対応できる保険かどうかということです。
 また一時金があれば、治療中も大切な家族の日々の生活を支えることもできます。一時金の重要性について、お客様にお話をしてみてください。

 お客様がご加入になっているがん保険等は、変化するがん治療に対応できるようになっているでしょうか。治療中も大切な家族の生活を支えることができるようになっているでしょうか。
 既に変化を始めているがん治療の現状についてお話をし、今後も大きく変化をする将来のがん治療に対応できる内容になっているかどうか、具体的にはがん診断時に一時金をいくら受け取ることができるかについて、お客様と一緒に確認をしてみてください。

 2人に1人以上の方が一生のうちに何らかのがんに罹患するといわれている今の日本、がん保険等のがんを保障する商品にご加入のお客様は、がんが心配で保険に加入されています。
 お客様のがん治療を支えるために、今行われているがん治療だけでなく、将来大きく変化していくがん治療にも対応できるような提案を行っていただきたいと思います。

 今回は変化するがん治療に対応するための「一時金の重要性」について、お話をさせていただきました。