災害から身を守るための行動と事前準備

山崎 美穂
2022.07.28

防災は事前準備と初動が大切
 日本では初夏から秋にかけて、大雨や洪水、土砂災害など自然災害が発生しやすい季節となる。

 危険度が増すと、気象庁や市区町村から注意報や警報・避難指示など様々な情報が発信されるが、私たち受け手が正しく情報を理解し、状況を把握した上で避難等の行動に移さなければ防災へと繋がらず、身を危険にさらしてしまう。

 今回は災害発生時の危険度を察知できるよう、警戒レベルの理解を深め、事前準備や情報収集に役立つ情報をお伝えしたい。
5段階の警戒レベル、「4」で必ず避難を!
 警戒レベルは下記の通りで、災害発生の危険度が高くなるほど数字が大きくなる。
出典:
政府広報オンライン「『警戒レベル4』で危険な場所から全員避難!5段階の『警戒レベル』を確認しましょう」
 注意頂きたいのは、警戒レベルは必ずしも1から順番に発令されるとは限らないという点だ。状況が急変する場合もあるからで、市区町村から避難情報が発令されていなくても、気象庁などの防災気象情報を参考に、適切な避難行動を心がけて頂きたい。

 また、警戒レベル5では災害が発生直前か、既に発生しており、この時点での安全な避難は難しい状況にある。予定していた避難場所への移動が危険な場合には、その場で身の安全が確保できる行動をとることが勧められている。
事前準備
 「ハザードマップ」を活用し、事前に自社や自宅周辺の災害リスクを把握し、安全に避難できるルートをシミュレーションすることをお勧めする。

 ハザードマップでは、土砂災害の危険性が認められる区域や、河川氾濫時に浸水が想定される区域、指定緊急避難場所、危険のため通行規制が行われる箇所などを確認することができる。各自治体のホームページや国土交通省のハザードマップポータルサイトで閲覧することが可能だ。

 また、その情報を社員や家族に共通認識として周知し、自社や自宅で警報が発令された時に行動がマチマチにならないよう、定期的に確認してほしい。
情報収集方法
 「キキクル(危険度分布)」という気象庁のホームページ上で公開しているページが情報収集にお勧めだ。

 大雨などによる災害の危険度を地図上に5段階で色分けして表示してくれるのでわかりやすい。情報の表示も、浸水、土砂、洪水危険度分布の3つに分かれており、危険度の情報は10分毎に更新され、数時間先までの危険度の予想を知らせてくれる。

 スマートフォンのアプリやメールにリアルタイムで知らせてくれる「プッシュ型」の通知サービスもあるので、是非ご活用頂きたい。

 最後となるが、上記情報がまとまったチラシが内閣府より発行されているので、社内掲示などでご活用頂けると幸いだ。
参考:
山崎 美穂(やまざき・みほ)
マネーコンシェルジュ税理士法人

栃木県出身。一般企業で経理・総務を経験し、現法人へ。企業で役立つ支援策・補助金等の最新情報を収集、お役立ち情報としてSNSやホームページで発信中。
趣味は釣りと食べ歩き。
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