中小企業における従業員満足度を向上させる方法

今村 京子
2023.08.17

 「J-Net21」に、従業員満足度を向上させる方法のヒントが掲載されているのでご紹介する。
「J-Net21」とは?
 「J-Net21」というサイトは、独立行政法人中小企業基盤整備機構が運営する中小企業とその支援者、創業予定者とその支援者のためのポータルサイトである。様々な経営課題ごとに、知りたい情報を簡単に探すことができる。

 全国の中小企業向け施策を毎日更新する「支援情報ヘッドライン」、経営のノウハウが詰まった「経営ハンドブック」、様々なテーマの企業事例や解説が詰まった「特集・事例」など、最新の情報や事例が掲載されている。また、補助金・助成金情報などの全国の中小企業向け施策が毎日更新されている。

 中小企業向けに特化されたサイトなので、お気に入りに登録して経営のヒントとしてご活用いただきたい。
従業員満足度を向上させる方法
 従業員満足度が高い企業(職場)には、次の5つの特徴が共通すると言われている。
1.
企業のビジョン・経営理念への共感度が高い
2.
人事制度・評価制度に対する信頼度がある
3.
自身の仕事が与える影響が可視化されている
4.
人間関係にストレスがない職場環境の整備に努めている
5.
業務内容に応じた就業規則や福利厚生が整備されている
 まず1の「企業のビジョン・経営理念への共感度」が高いほど、自分の仕事と自社に対する誇りや信頼度が高まり、能動的に行動する社員が育ちやすくなる。そのためには、経営層がビジョンや理念をわかりやすい言葉で発信し続けることが大切である。

 次に2の「人事制度・評価制度に対する信頼度」が高いと、「この会社で働いても大丈夫だ」という会社に対する信頼の獲得に直結する。役職と権限が適正に貸与され、自身の行動や成果に対する評価が納得できる制度は、従業員の労働意欲を高めるために必要な要素と言える。

 3の「自身の仕事が与える影響が可視化」に関しては、会社に対する貢献度に加え、社会の影響などまで実感できるようになると、さらに従業員のモチベーションは高まる。

 また、4の「人間関係にストレスがない職場環境の整備」に努めることは、昨今の離職理由の一因として問題視されているハラスメントの防止につながり、5の「業務内容に応じた就業規則や福利厚生が整備」が適切になされていることで、ワークライフバランスが達成しやすくなり、従業員の離職率低下、定着率向上が期待できる。

 まずは自社における1~5の現状を把握することから始めよう。
今村 京子(いまむら・きょうこ)
マネーコンシェルジュ税理士法人
税理士

三重県出身。金融機関・会計事務所勤務を経て現法人へ。
平成15年6月税理士登録。法人成り支援や節税対策・赤字対策など、中小企業経営者の参謀役を目指し、活動中。
年に数回の小冊子発行など、事務所全体で執筆活動にも力を入れている。
プライベートでは、夫は税理士の今村 仁で娘2人。趣味は英語学習とガーデニング。

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