投資信託のインデックス型とアクティブ型を再確認
2024.03.21
新NISAで投資を始める人が増えているようです。日経平均が最高値を更新したことで個別株にも注目が集まりますが、投資の初心者なら、分散投資の観点からも投資信託での運用が第一歩。NISAの「つみたて投資枠」「成長投資枠」のどちらでも購入できる投資信託について、種類の理解は欠かせません。
目指す運用目標が大きな違いに
投資信託は、運用手法の違いで見ると「インデックス型」と「アクティブ型」の2つに分けられます。この2つの投資信託の特徴についてまとめたのが下表です。
インデックス型 | アクティブ型 | |
運用目標 | 日経平均などの指数に連動する | 指数を上回る成績を目指す |
運用成績 | ファンドごとの差は少ない | ファンドによって異なる |
運用コスト | 信託報酬は低い | 信託報酬は高い |
インデックス型は、日本株でいえば、日経平均株価などの指数に連動するように運用され、投資先の銘柄や組入比率は、連動する指数によって自動的に決まります。システム的に運用されることから、ファンドごとの成績は大きな差はないという特徴があります。
一方のアクティブ型は、市場平均を上回る成績を目指すものです。投資先を細かく調査し、投資する銘柄を選別するなど手間がかかるため、保有時の管理コストとも言える信託報酬は高めに設定されています。
一方のアクティブ型は、市場平均を上回る成績を目指すものです。投資先を細かく調査し、投資する銘柄を選別するなど手間がかかるため、保有時の管理コストとも言える信託報酬は高めに設定されています。
それぞれの特徴を理解して選ぶ
このような特徴を見ていくと、インデックス型は「投資先の業界や銘柄を分析する手間が省ける」「運用に際してのコストが抑えられる」などから、投資の初心者には向いていると言えそうです。幅広い銘柄に分散投資できることも、初心者向きと言えるでしょう。
アクティブ型は、運用の専門家が銘柄の選定や売買のタイミングを判断しますので、ファンドマネージャーの力量に影響を受けると言えます。また、商品を選ぶ際には、投資先や運用実績などの確認がより重要視されるため、初心者にはハードルが高いかもしれません。とはいえ、特定のテーマで投資先を絞るなど、特徴的な商品が揃います。
今年からNISAを始めた投資の初心者にとっては、長期分散投資の受け皿として、投資信託の運用手法の違いを理解した上での商品選びが求められるでしょう。
アクティブ型は、運用の専門家が銘柄の選定や売買のタイミングを判断しますので、ファンドマネージャーの力量に影響を受けると言えます。また、商品を選ぶ際には、投資先や運用実績などの確認がより重要視されるため、初心者にはハードルが高いかもしれません。とはいえ、特定のテーマで投資先を絞るなど、特徴的な商品が揃います。
今年からNISAを始めた投資の初心者にとっては、長期分散投資の受け皿として、投資信託の運用手法の違いを理解した上での商品選びが求められるでしょう。

高橋 浩史(たかはし・ひろし)
FPライフレックス 代表
日本ファイナンシャルプランナーズ協会CFP®
1級ファイナンシャル・プランニング技能士
東京都出身。デザイン会社などでグラフィックデザイナーとして20年活動。 その後、出版社で編集者として在職中にファイナンシャル・プランナー資格を取得。2011年独立系FP事務所FPライフレックス開業。 住宅や保険など一生涯で高額な買い物時に、お金で失敗しないための資金計画や保障選びのコンサルタントとして活動中。 その他、金融機関や出版社でのセミナー講師、書籍や雑誌での執筆業務も行う。
ホームページ http://www.fpliflex.com
ブログ http://ameblo.jp/kuntafp/
日本ファイナンシャルプランナーズ協会CFP®
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東京都出身。デザイン会社などでグラフィックデザイナーとして20年活動。 その後、出版社で編集者として在職中にファイナンシャル・プランナー資格を取得。2011年独立系FP事務所FPライフレックス開業。 住宅や保険など一生涯で高額な買い物時に、お金で失敗しないための資金計画や保障選びのコンサルタントとして活動中。 その他、金融機関や出版社でのセミナー講師、書籍や雑誌での執筆業務も行う。
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