63%が「仕事のやりがいを感じることがある」
2025.03.24
やりがいを感じるのは、「誰かの役に立っていると感じた時」
エン・ジャパン株式会社は、同社が運営する総合求人サイト「エン転職」上で、ユーザーを対象に「仕事のやりがい」についてインターネットによるアンケートを行い、3,940名から回答を得てこのたびその調査結果を発表した。
調査結果によると「あなたは現在の仕事で“やりがい“を感じることがありますか?」と伺ったところ、63%がやりがいを感じることが「ある」(頻繫にある12%と時々ある51%の合計)と回答した。やりがいを感じることが頻繁にある、時々あると回答した方に、「仕事でどのような時に、“やりがい”を感じますか?」と伺うと、上位は「誰かの役に立っていると感じた時」(57%)、「ひとつの仕事をやり遂げた時」(42%)、「目標を達成した時」(34%)であった。
調査結果によると「あなたは現在の仕事で“やりがい“を感じることがありますか?」と伺ったところ、63%がやりがいを感じることが「ある」(頻繫にある12%と時々ある51%の合計)と回答した。やりがいを感じることが頻繁にある、時々あると回答した方に、「仕事でどのような時に、“やりがい”を感じますか?」と伺うと、上位は「誰かの役に立っていると感じた時」(57%)、「ひとつの仕事をやり遂げた時」(42%)、「目標を達成した時」(34%)であった。
仕事において「やりがいは必要」と回答したのは95%
「仕事において、“やりがい”は必要だと思いますか?」と伺うと、95%が「必要だと思う」と回答。必要と思うと回答した方にその理由を伺うと、「モチベーションがアップするから」(72%)が最多で、次に「自分の存在価値を感じられるから」(49%)、「自身の成長感が得られるから」(48%)が続く。
一方、仕事でやりがいを感じることが「ほとんどない」「まったくない」と回答した方に、やりがいを感じられない理由を伺うと、上位は「頑張っても給与・役職が上がらないから」(45%)、「同じ仕事を繰り返しているから」(31%)、「成長を実感できないから」「職場に尊敬する人がいないから」(ともに28%)であった。
興味深いのは、やりがいを感じられない具体的なエピソードで、「年々業務量が増える一方で、成果へのフィードバックがなく、業務量や成果に見合う報酬をもらえなかった」という30代女性のコメントは大変参考になる。実際にフィードバックがないのはやりがいに大きな影響があるといってよいだろう。
一方、仕事でやりがいを感じることが「ほとんどない」「まったくない」と回答した方に、やりがいを感じられない理由を伺うと、上位は「頑張っても給与・役職が上がらないから」(45%)、「同じ仕事を繰り返しているから」(31%)、「成長を実感できないから」「職場に尊敬する人がいないから」(ともに28%)であった。
興味深いのは、やりがいを感じられない具体的なエピソードで、「年々業務量が増える一方で、成果へのフィードバックがなく、業務量や成果に見合う報酬をもらえなかった」という30代女性のコメントは大変参考になる。実際にフィードバックがないのはやりがいに大きな影響があるといってよいだろう。
やりがいを感じるために、「目の前の仕事に一生懸命取り組む」
「仕事でやりがいを感じるために行ったことを教えてください」と伺うと、最多は「目の前の仕事に一生懸命取り組む」(69%)であった。行った中で最も効果が高く、人におすすめできるものを伺うと、こちらも「目の前の仕事に一生懸命取り組む」が最多で40%が回答している。これは前向きで、なおかつすぐに取り組みやすいということの証であり、同じような悩みを持つ人にとって参考になるところだ。
仕事にやりがいは必要であると思って働いている人がほとんどであるのに、実際にやりがいを感じているのは63%にとどまり、このような差がある状況は望ましいとはいえない。上司との面談やフィードバック、意見交換の機会、公平な評価の仕組みの有無などは従業員のやりがいに影響することが明らかなので、今回の調査結果を参考にされるとよいだろう。
仕事にやりがいは必要であると思って働いている人がほとんどであるのに、実際にやりがいを感じているのは63%にとどまり、このような差がある状況は望ましいとはいえない。上司との面談やフィードバック、意見交換の機会、公平な評価の仕組みの有無などは従業員のやりがいに影響することが明らかなので、今回の調査結果を参考にされるとよいだろう。

庄司 英尚(しょうじ・ひでたか)
株式会社アイウェーブ代表取締役、アイウェーブ社労士事務所 代表
社会保険労務士 人事コンサルタント
福島県出身。立命館大学を卒業後、大手オフィス家具メーカーにて営業職に従事。その後、都内の社会保険労務士事務所にて実務経験を積み、2001年に庄司社会保険労務士事務所(現・アイウェーブ社労士事務所)を開業。その後コンサルティング業務の拡大に伴い、2006年に株式会社アイウェーブを設立。企業の業績アップと現場主義をモットーとして、中小・中堅企業を対象に人事労務アドバイザリー業務、就業規則の作成、人事制度コンサルティング、社会保険の手続き及び給与計算業務を行っている。最近は、ワーク・ライフ・バランスの導入に注力し、残業時間の削減や両立支援制度の構築にも積極的に取り組んでいる。
公式サイト http://www.iwave-inc.jp/
社長ブログ http://iwave.blog73.fc2.com/
社会保険労務士 人事コンサルタント
福島県出身。立命館大学を卒業後、大手オフィス家具メーカーにて営業職に従事。その後、都内の社会保険労務士事務所にて実務経験を積み、2001年に庄司社会保険労務士事務所(現・アイウェーブ社労士事務所)を開業。その後コンサルティング業務の拡大に伴い、2006年に株式会社アイウェーブを設立。企業の業績アップと現場主義をモットーとして、中小・中堅企業を対象に人事労務アドバイザリー業務、就業規則の作成、人事制度コンサルティング、社会保険の手続き及び給与計算業務を行っている。最近は、ワーク・ライフ・バランスの導入に注力し、残業時間の削減や両立支援制度の構築にも積極的に取り組んでいる。
公式サイト http://www.iwave-inc.jp/
社長ブログ http://iwave.blog73.fc2.com/