クレジットカードのサイン認証廃止
2025.05.01
2025年4月から、クレジットカード決済時の本人確認方法である「サイン認証」が、原則として廃止されました。今後は、「暗証番号(PINコード)」の入力が必要となります。
サイン認証廃止の背景は?
クレジットカード決済時、暗証番号を忘れたときの救済措置として、これまでは暗証番号入力を省く「PINバイパス」というサインによる本人認証が認められていました。しかし、PINバイパスの取扱いは2025年3月末をもって原則として廃止されました。
今回の廃止措置は、日本クレジット協会(JCA)が公表している「クレジットカード・セキュリティガイドライン」にもとづき、2022年よりクレジット業界全体で周知・啓発活動を行ってきた結果によるものです。
また、サイン認証については本人確認方法としての有効性が低く、カードの不正利用防止の面で効果が認められないことも、PINバイパスの廃止につながったようです。
今後、店頭でのクレジットカード決済時には、原則として暗証番号の入力が求められるようになります。ただし、コンビニなどでの少額取引や、電車・バスでのタッチ決済など、一部の利用シーンでは暗証番号の入力が不要な場合もあります。
今回の廃止措置は、日本クレジット協会(JCA)が公表している「クレジットカード・セキュリティガイドライン」にもとづき、2022年よりクレジット業界全体で周知・啓発活動を行ってきた結果によるものです。
また、サイン認証については本人確認方法としての有効性が低く、カードの不正利用防止の面で効果が認められないことも、PINバイパスの廃止につながったようです。
今後、店頭でのクレジットカード決済時には、原則として暗証番号の入力が求められるようになります。ただし、コンビニなどでの少額取引や、電車・バスでのタッチ決済など、一部の利用シーンでは暗証番号の入力が不要な場合もあります。
暗証番号を忘れてしまったら?
クレジットカードは暗証番号を何度も間違えるとロックされ、利用できなくなることがあります。
どうしても暗証番号が分からない場合には、クレジットカード会社に依頼して郵送で暗証番号を発行してもらうか、カードの再発行が必要になります。暗証番号の管理の重要性は、以前にも増して高まったといえるでしょう。
日本クレジット協会の調査によると、2024年のクレジットカードの不正利用による被害額は555億円(前年比2.6%の増加)でした。
日常的にクレジットカードを利用している人は、暗証番号の確認や管理を徹底し、不正利用されないための準備をしておくことが大切です。
どうしても暗証番号が分からない場合には、クレジットカード会社に依頼して郵送で暗証番号を発行してもらうか、カードの再発行が必要になります。暗証番号の管理の重要性は、以前にも増して高まったといえるでしょう。
日本クレジット協会の調査によると、2024年のクレジットカードの不正利用による被害額は555億円(前年比2.6%の増加)でした。
日常的にクレジットカードを利用している人は、暗証番号の確認や管理を徹底し、不正利用されないための準備をしておくことが大切です。

高橋 浩史(たかはし・ひろし)
FPライフレックス 代表
日本ファイナンシャルプランナーズ協会CFP®
1級ファイナンシャル・プランニング技能士
東京都出身。デザイン会社などでグラフィックデザイナーとして20年活動。 その後、出版社で編集者として在職中にファイナンシャル・プランナー資格を取得。2011年独立系FP事務所FPライフレックス開業。 住宅や保険など一生涯で高額な買い物時に、お金で失敗しないための資金計画や保障選びのコンサルタントとして活動中。 その他、金融機関や出版社でのセミナー講師、書籍や雑誌での執筆業務も行う。
ホームページ http://www.fpliflex.com
ブログ http://ameblo.jp/kuntafp/
日本ファイナンシャルプランナーズ協会CFP®
1級ファイナンシャル・プランニング技能士
東京都出身。デザイン会社などでグラフィックデザイナーとして20年活動。 その後、出版社で編集者として在職中にファイナンシャル・プランナー資格を取得。2011年独立系FP事務所FPライフレックス開業。 住宅や保険など一生涯で高額な買い物時に、お金で失敗しないための資金計画や保障選びのコンサルタントとして活動中。 その他、金融機関や出版社でのセミナー講師、書籍や雑誌での執筆業務も行う。
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