身近なリチウムイオン電池搭載製品からの出火に注意
2025.12.08
スマホやモバイルバッテリーに搭載されているリチウムイオン電池は充電の手軽さが魅力ですが、火災のリスクも報告されています。使用時の注意点はニュース等でたびたび周知されていますが、あらためてポイントを整理しましょう。
外部衝撃や充電方法の誤りが出火の原因に
リチウムイオン電池を搭載している身近な製品には、スマホやモバイルバッテリー、コードレス掃除機やワイヤレスイヤホンなどがあります。電池の軽量化などにより、これらの製品の普及が進みました。気軽に充電できるため、電源ケーブルの接続や電池交換の手間が省けるなどのメリットがあります。
しかし、リチウムイオン電池の普及に伴い、搭載製品から出火する事例も増えているため注意が必要です。出火の原因としては「外部衝撃(落下)」「充電方法の誤り(正規品以外で充電)」「製品の欠陥(リコール含む)」などがあります。
いつも使っているスマホから急に火が出たら、パニック状態になってしまうかもしれません。東京消防庁は、万が一火災が発生した時の対処として、以下の3つを挙げています。
しかし、リチウムイオン電池の普及に伴い、搭載製品から出火する事例も増えているため注意が必要です。出火の原因としては「外部衝撃(落下)」「充電方法の誤り(正規品以外で充電)」「製品の欠陥(リコール含む)」などがあります。
いつも使っているスマホから急に火が出たら、パニック状態になってしまうかもしれません。東京消防庁は、万が一火災が発生した時の対処として、以下の3つを挙げています。
・
火花や煙が激しく噴出している場合は、近寄らない
・
火花や煙の勢いが収まったら、大量の水や消火器で消火する
・
消火後、安全に配慮し可能であれば水没させる
火災を防ぐためには?
リチウムイオン電池による火災リスクは、「充電できないなどの不具合」「製品が膨らみ変形している」「熱のこもりやすい場所で使用」といった要因によって高まるため、次の6つを踏まえて使用するとよいでしょう。
(1)
製品に衝撃を与えない、むやみに分解しない
(2)
整理整頓された場所で充電する
(3)
製造事業者が指定する充電器やバッテリーを使用する
(4)
膨張、充電できない、バッテリーの減りが早くなった、充電中に熱くなるなど異常がある場合は使用をやめ、製造事業者や販売店に相談する
(5)
熱のこもりやすい場所での使用は控える
(6)
万が一の被害に備え、不燃性のケースなどに収納する
また、リチウムイオン電池搭載製品の誤った捨て方により、ごみ袋から出火するなどの事例も増えているため、自治体の廃棄方法に従って捨てることが求められます。
機能向上により電気製品の利便性は年々高まっていますが、一方で、身近なリスクに気づきにくくなっている側面もあります。製品を購入した際はリチウムイオン電池の搭載有無も含め、取扱説明書をよく確認することが重要です。
機能向上により電気製品の利便性は年々高まっていますが、一方で、身近なリスクに気づきにくくなっている側面もあります。製品を購入した際はリチウムイオン電池の搭載有無も含め、取扱説明書をよく確認することが重要です。






