「住まなくてもつながる」時代へ
~ふるさと住民登録制度と二地域居住~
2026.04.02
人口減少が進む中、地域との新しい関わり方として注目されているのが、総務省が進める「ふるさと住民登録制度」です。移住でも観光でもない、“関係人口”という第三の関係性を後押しするこの制度について見ていきます。
ふるさと住民登録制度の仕組みと背景
ふるさと住民登録制度は、「地方創生2.0」の一環として検討されているもので、現在の居住地とは別に、継続的に関わりを持ちたい地域に「もう一つの住民」として登録できる制度です。生活拠点を移さず、地域とつながりを持てる点が大きな特徴となっています。
これまで、地域との関わり方は「定住」か「観光」に大きく分かれていました。しかし近年では、ふるさと納税による応援や特産品の購入、ボランティア参加、ワーケーションなど、多様な関わり方が広がっています。
ふるさと住民登録制度は、アプリを通じて関与地域を登録し、地域から情報提供を受けるとともに、観光やボランティア活動などを通じて関係を深めていくことが想定されています。関わり方は、地域の情報提供を受ける「ベーシック登録」と、年3回以上、地域の担い手活動を行う「プレミアム登録」の2種類です。
こうした制度が検討されている背景には、地方の人口減少や地域経済の縮小などの課題があります。移住者の増加だけに頼るのではなく、「継続的に関わる人」を増やすことで、地域の活力を維持・向上させることが狙いです。
ふるさと住民登録制度モデル事業の対象自治体については公募が行われ、161団体の応募の中から、都道府県と市町村が連携するモデルは7道県(域内応募市町村:37団体)、個別の市町村モデルは21市町村が選ばれました。開始時期については2026年中が見込まれています。
ふるさと納税が寄付による“間接的な支援”であるのに対し、この制度は、現地での活動や交流を通じた“より直接的な関わり”を促す点も特徴と言えるでしょう。
これまで、地域との関わり方は「定住」か「観光」に大きく分かれていました。しかし近年では、ふるさと納税による応援や特産品の購入、ボランティア参加、ワーケーションなど、多様な関わり方が広がっています。
ふるさと住民登録制度は、アプリを通じて関与地域を登録し、地域から情報提供を受けるとともに、観光やボランティア活動などを通じて関係を深めていくことが想定されています。関わり方は、地域の情報提供を受ける「ベーシック登録」と、年3回以上、地域の担い手活動を行う「プレミアム登録」の2種類です。
こうした制度が検討されている背景には、地方の人口減少や地域経済の縮小などの課題があります。移住者の増加だけに頼るのではなく、「継続的に関わる人」を増やすことで、地域の活力を維持・向上させることが狙いです。
ふるさと住民登録制度モデル事業の対象自治体については公募が行われ、161団体の応募の中から、都道府県と市町村が連携するモデルは7道県(域内応募市町村:37団体)、個別の市町村モデルは21市町村が選ばれました。開始時期については2026年中が見込まれています。
ふるさと納税が寄付による“間接的な支援”であるのに対し、この制度は、現地での活動や交流を通じた“より直接的な関わり”を促す点も特徴と言えるでしょう。
二地域居住を実現するためには?
地域の担い手確保の一つに、「二地域居住」があります。ファイナンシャルプランナーとしての相談を受ける中でも、「都市と地方の二拠点生活を検討しているが、資金面に不安がある」という声を耳にする機会が増えてきました。
二地域居住を考えるうえでまず意識したいのが、「生活コストの二重化」です。住居費に加え、光熱費や通信費、交通費などが見込まれ、結果として支出は増加します。そのため、「どの程度の頻度で関与するのか」「どこまでコストをかけるのか」をあらかじめ整理しておくことが大切でしょう。
また、収入面の視点も欠かせません。テレワークによる柔軟な働き方や、地域に関わりながら副業で収入を得る仕組みを構築できるかどうかで、実現の可能性は変わります。支出の増加だけではなく、関係性から価値や収入を生み出す視点が求められます。
二地域居住は、人生の選択肢を広げる魅力的なライフスタイルです。一方で、その実現には資金計画が不可欠です。ふるさと住民登録制度の動向を注視しながら、自身のライフプラン全体の中でバランスよく取り入れていくことも、これからの時代を生きる知恵と言えるのかもしれません。
二地域居住を考えるうえでまず意識したいのが、「生活コストの二重化」です。住居費に加え、光熱費や通信費、交通費などが見込まれ、結果として支出は増加します。そのため、「どの程度の頻度で関与するのか」「どこまでコストをかけるのか」をあらかじめ整理しておくことが大切でしょう。
また、収入面の視点も欠かせません。テレワークによる柔軟な働き方や、地域に関わりながら副業で収入を得る仕組みを構築できるかどうかで、実現の可能性は変わります。支出の増加だけではなく、関係性から価値や収入を生み出す視点が求められます。
二地域居住は、人生の選択肢を広げる魅力的なライフスタイルです。一方で、その実現には資金計画が不可欠です。ふるさと住民登録制度の動向を注視しながら、自身のライフプラン全体の中でバランスよく取り入れていくことも、これからの時代を生きる知恵と言えるのかもしれません。

高橋 浩史(たかはし・ひろし)
FPライフレックス 代表
日本ファイナンシャルプランナーズ協会CFP®
1級ファイナンシャル・プランニング技能士
東京都出身。デザイン会社などでグラフィックデザイナーとして20年活動。 その後、出版社で編集者として在職中にファイナンシャル・プランナー資格を取得。2011年独立系FP事務所FPライフレックス開業。 住宅や保険など一生涯で高額な買い物時に、お金で失敗しないための資金計画や保障選びのコンサルタントとして活動中。 その他、金融機関や出版社でのセミナー講師、書籍や雑誌での執筆業務も行う。
ホームページ http://www.fpliflex.com
ブログ http://ameblo.jp/kuntafp/
日本ファイナンシャルプランナーズ協会CFP®
1級ファイナンシャル・プランニング技能士
東京都出身。デザイン会社などでグラフィックデザイナーとして20年活動。 その後、出版社で編集者として在職中にファイナンシャル・プランナー資格を取得。2011年独立系FP事務所FPライフレックス開業。 住宅や保険など一生涯で高額な買い物時に、お金で失敗しないための資金計画や保障選びのコンサルタントとして活動中。 その他、金融機関や出版社でのセミナー講師、書籍や雑誌での執筆業務も行う。
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