資産運用 複利はお得?
2026.07.13
資産運用における「複利の運用」
年金生活者で定期的に収益を受け取ることが望まれる場合などを除き、資産運用では、収益分もさらに運用に回す「複利での運用」が推奨されています。しかし、常に複利の運用が単利よりも有利なのでしょうか?
結論から申し上げますと、複利での運用は、各期の運用益が安定している場合に最大の効果を発揮します。しかし毎期の運用益に大きな変動があったり、運用益がマイナスのことも有り得る商品では、複利運用の効果は思ったほど大きくない事もあります。
次のような前提で、例をあげてみましょう。元本は100万円、2年間の運用、2年間のそれぞれの収益率の平均は10%。福利に「変動のないケース」と「変動のあるケース」について計算例を表にしてみます。
結論から申し上げますと、複利での運用は、各期の運用益が安定している場合に最大の効果を発揮します。しかし毎期の運用益に大きな変動があったり、運用益がマイナスのことも有り得る商品では、複利運用の効果は思ったほど大きくない事もあります。
次のような前提で、例をあげてみましょう。元本は100万円、2年間の運用、2年間のそれぞれの収益率の平均は10%。福利に「変動のないケース」と「変動のあるケース」について計算例を表にしてみます。
表内で、収益率が最も高いケースは左端の各年の収益率が10%で一定のケース。この場合は単利での運用の場合の120万円を超え、複利の効果が現れています。しかし、表の数字は右に行くにつれ変動幅が大きくなり、2年目の元利金は減少していきます。
結論として、複利は収益率が一体の場合には最大の効果を発揮しますが、収益率の変動幅が大きくなるに従い、効果は損なわれていきます。極端な例として、一度でも収益率が-100%を記録すれば、他の期間の収益率がいくら高くとも、元利金は0になってしまうのです。
投資信託で収益率が-100%になることは、通常は有り得ないケースですが、株式では会社の破綻などで発生しうる可能性があります。複利効果を目指して配当金を再投資し、もし会社が破綻すれば投資金額の全てが失われてしまうでしょう。単利の場合、つまり配当金を再投資せず安全資産として保有しておけば、少なくとも過去に貰った配当金は守られます。
投資信託などでは、毎年一定の収益率になることはありえません。そのため、リスクのある商品の複利効果は割り引いて考える必要があります。
複利の効果を期待するのなら、次のような運用方針を守っておくと安心です。
結論として、複利は収益率が一体の場合には最大の効果を発揮しますが、収益率の変動幅が大きくなるに従い、効果は損なわれていきます。極端な例として、一度でも収益率が-100%を記録すれば、他の期間の収益率がいくら高くとも、元利金は0になってしまうのです。
投資信託で収益率が-100%になることは、通常は有り得ないケースですが、株式では会社の破綻などで発生しうる可能性があります。複利効果を目指して配当金を再投資し、もし会社が破綻すれば投資金額の全てが失われてしまうでしょう。単利の場合、つまり配当金を再投資せず安全資産として保有しておけば、少なくとも過去に貰った配当金は守られます。
投資信託などでは、毎年一定の収益率になることはありえません。そのため、リスクのある商品の複利効果は割り引いて考える必要があります。
複利の効果を期待するのなら、次のような運用方針を守っておくと安心です。
①
大きなリスクのある商品は避ける。
②
少なくとも、全ての株式の価値が0になるリスクは避けられるので、株式運用であれば分散投資を心がける。
③
複利は運用期間が長期になるほど効果を発揮するため、長期投資を心がける。

有田 宏(ありた ひろし)
NPO法人北海道未来ネット代表理事
CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士
大学卒業後、金融機関勤務を経て、現在はNPOとして主に消費者向けの相談や講演などを行っております。
金融、相続、住宅ローンに詳しく、それぞれのクライアントの価値観を尊重したアドバイスを心がけております。
CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士
大学卒業後、金融機関勤務を経て、現在はNPOとして主に消費者向けの相談や講演などを行っております。
金融、相続、住宅ローンに詳しく、それぞれのクライアントの価値観を尊重したアドバイスを心がけております。







